未調査の活断層が日本中に

2016年4月情報メモ2

活断層のハザードマップは信頼出来ない(追加情報)
新潟大学名誉教授で、活断層の問題や地震のメカニズムなどに詳しい地質学者の立石雅昭氏は、今回の地震はこれまで日本で発生した地震とは大きく性格が異なり、今後の見通しについては専門家でさえ頭を抱えている状態だという。

元々、熊本市周辺には布田川・日奈久断層帯という大きな活断層の存在が確認されていた。一方で、大分県南部にも別府・万年山断層帯などの大きな断 層があることは知られていた。国土地理院の断層地図を見ると、2つの断層帯は阿蘇山付近で一旦途切れるように見える。しかし、立石氏によると、その付近は 活断層が確認されていないだけで、実際は多くの断層が分布している可能性が高いのだという。

分厚い火山灰が堆積している阿蘇山周辺は調査が難しく、これま で十分な調査が行われなかったために、たまたま活断層が見つかっていない。そのため、地図には断層が書き込まれていないということなのだそうだ。
地図に活断層が書き込まれていない場合、そこには活断層が存在しないことを意味するのではなく、まだ断層が見つかっていないと理解すべきだと立石 氏は言う。

今後の調査で、大分の別府・万年山断層帯と熊本の布田川・日奈久断層帯が実は続いていることが確認される可能性も否定できないのだ。
同じことが、四国の北部を横断する中央構造線断層帯についても言える。国土地理院の断層地図では中央構造線断層帯は豊後水道で一旦切れていること になっている。しかし、これも実際は海底の断層を調べ切れていないだけで、これが大分の別府・万年山断層帯、そして熊本の布田川・日奈久断層帯へと繋がっ ている可能性は十分にあり得ると立石氏は言う。

要するに、地震や地層、活断層などについては、まだ未知な部分が多いのだ。地震活動期に入った日本は、いつどこで大きな地震が起きてもおかしくないと考えるべき状態にあると立石氏は警鐘を鳴らす。
震災の被害を抑える目的で活断層を示した断層地図や地震ハザードマップといったものが政府の手で作られているが、特に地震に関してはまだ未解明な 部分も多いため、そうした情報を過信すべきではない。

特に川内原発・伊方原発再稼働に関する原子力規制委員会の安全審査は、根本的見直しが求められる。

永久保存

Posted by 8kei